宇祖田都子の短歌の話

森羅万象を三十一音に

令和四年五月の自選短歌五首

どんなとき、短歌を作りたくなるの? これも短歌になってしまうの?

宇祖田都子です。

5月は、わりと好きな短歌が作れたような気がしていたのです。

とくに、RIUM@R__l__U__M さんからいただく#初句 や #連想短歌 に助けられていると感じています。

自発的に短歌を作っていくのはなかなか困難です。それは多分、生活と短歌とが乖離しているところに原因があるのかもしれません。

「うたの日」では、帰宅後に丁度良い時間の21時部屋への参加を続けているのですが、とにかく短歌ができません。それは、仕事脳になっているせいなのかもしれないと思っています。すごく考えて、手帳に何度もお題やお題を使用した言葉を書いて、なんとかひねり出している毎日ですが、そのようにして無理やり並べた言葉なので、やはり共感を得ることも少なく、夜な夜な「才能なし」って思い知らされているのですけれど、そんな2時間くらいの苦悩も、短歌のために何かプラスになってくれればと思っています。実はマイナスになっているのかもしれないんですけど、「歌ができないときは、歌を作りなさい」という宮柊二さんの言葉を支えに、取り組んでいます。

たにゆめ杯3:たにゆめ杯@CorpTnym

みずつき11:千原こはぎ@kohagi_tw

覆面短歌倶楽部17:@fukumen_tanka

へは、短歌を送ることができました。皆様の短歌を読むのがとても楽しみです。

また、今月は

うたそら9:千原こはぎ@kohagi_tw

もありますね。少しずつ、好きな短歌が作れるようになるといいなと思います。

それでは、5月の自選短歌五首です。

 

 

5月1日
海に降る雨が見たくて約束を破って一人素泊まりの窓
RIUMさんの#連想短歌 寂しさ

 

5月12日
大丈夫マーガレットはひとつずつ花の高さが違ってるから
RIUMさんの#連想短歌 大丈夫

 

5月21日
晴れた日に約束のない駅に来て見知らぬ顔の渚を眺む
RIUMさんの#初句

 

5月22日
信じてた円周率が割り切れる世界のこともあなたのことも
RIUMさんの#初句

 

5月31日
また明日本の続きを読むようにわたしをきっと見つけに来てね
RIUMさんの#初句