令和四年二月の自選短歌五首
短歌には「動き」すなわち「時(推移)」への感覚が必要なのかなとこのごろ思います。それは、気づきでも、予感でもいいのでしょう。「瞬間」だったり「ずっとそのようにあるわけではないのだろう」だったり、「もうずっとそのままなのだろう」だったり。それを「感動」というのかな、なんて思います。動きに感じ入ること。なのかな、なんて、思い始めています。
では、令和四年二月の自選五首をまとめます。
それっきり鳴かなくなったカナリアは小鳥ではない何かを帯びる
RIUMさんの#初句
予報では雪になるはずだった雨いっしょに行くはずだった高校
『 自由詠 』
小さく「ぁ」と言うくらいの感動にかけがえのない固有振動
うたの日お題復習 ぁ
以上