宇祖田都子の短歌の話

森羅万象を三十一音に

令和四年十二月の自選短歌五首

2022年も終わりましたね。

晦日はとくに短歌三昧の素敵な一日になりました。

朝から、「大晦日108首チャレンジ」にとりくみ、夜は「CD短歌年越し2022」

【♪】リビングに螺旋階段ある家のグランドピアノみたいに謙虚

で、初めてボランティアも経験しました。

私は短歌が苦手です。だけど短歌は楽しいんです。短歌を作ろうといろいろなことを巡らすことは無常の喜びだからです。けっか、短歌は上手くできないとしても確実に世界との関わり方は豊かになります。短歌は素敵です。

 

それでは令和四年十二月の自選短歌五首です。

令和四年十二月の自選短歌五首

12月5日 『 誰 』
砂時計ひっくり返すそれだけで誰かが死なずにすむ仕事です


12月10日 RIUMさんの#初句
本当は世界はみんなモザイクで薄目で妄想してるだけだよ


12月15日
どうやって弾けばいいのか分からない楽器の上で暮らしています


12月18日  RIUMさんの#連想短歌 歴史上の人物
弁慶と牛若丸が温泉の脱衣所に置く薙刀と笛


12月25日 RIUMさんの#初句
夜が明けてキャリーケースに詰め込んだサンタ衣装を死骸と思う

 

以上です。